読書感想文を作者に公開てそれなんて羞恥プレイ。

と毎回思いつつ3回目です。
今回で終わりーと思ってたら3巻は上下巻に分かれるんですって、奥さん。
でも、サイン本を手に入れるためにがんばるのです。


ということで、今回もこんな企画が実施中なのです。
はてダ*1でWeb版公開→自費出版→漫画原作→商業出版というステップを経て今回3巻発売です。順調ですね。おめでとうございます。
全3巻の予定が4巻に増えたのは読者からしたら楽しみが増えたことになるのでうれしいのですが、作る側は大変なんだろうなーと思ってもみたり。頑張ってください。
ついでに祭のも出しちゃえばいいのに。にー。


迷宮街クロニクル3 夜明け前に闇深く (GA文庫)

迷宮街クロニクル3 夜明け前に闇深く (GA文庫)


じっくり読んでから感想書くつもりだったんですが、異動話が急に動き出して余裕がなくなってしまいました。期限が今月末または先着50名ということでちょっと焦りつつエントリあげるので、これから加筆修正する可能性が大きいです。


加筆部分によって周りの人たちが掘り下げられ、さらに周りの人視点の真壁像が加わることで今回真壁の印象がだいぶ変わった気がします。群像劇だとこういうメリットがあるなーとしみじみ。
真壁と同じチームの常盤くんと児島さんのエピソードが追加されてたのが個人的にうれしいです。
常盤さんの方は迷宮街に来た理由が説明されていたけど、児島さんはなんで?とちょっと思っていたので。


Web版を読んでない人でもこの先の展開が分からないように配慮をしてみたつもり*2ですが、うっかりネタバレしてる可能性がなくもないのでたたんでおきます。









今回の加筆部分で良かったと思った2大ポイント。
その1。
真壁にたいして怒っている人がでてきてものすごーくうれしかったです。


今まで無事を祈るというか、心配する人たちは出てきたけど、真壁に怒りを覚える人はいなかったと思うので。父親に殴られてたけど、それは息子を心配する気持ちから出たものだと思うし。
確かに彼女の友人という立場からしたら真壁は大事な友人の彼氏にしておきたくないかも、と思ってみた。

おまえかー!という気持ちも若干ありますしw、奥野が後押しがなくても壊れてた気がしないでもない…と思ったところで、これネタバレになる?新幹線に乗って京都行ったんだから何しようとしたかは明白だよね…と思ってるんですが。


その2。
買い取り価格の変動相場制導入投票の話。
新キャラのマドンナがいい働きをしてるなーと。


真城さんと越谷さんの説得だけでは迷宮街の多数を占めるいわゆる腐ったみかんな人たちwを動かすには正直ちょっと弱いと思っていたので、中山さん視点のお話が読めたのは嬉しいです。


最後にこんな話を読んでみたい、というのがあればということなので。
後藤さんと国村さんと青柳さんと中山さんそれぞれエピソードが読みたいです。


あ、3巻で地味に好きなのは徳永さんが宛名シール張りをするエピソードだったり。


第4巻楽しみにしております。
ということで、以上。

*1:現在跡地サイト。id:WizDiary

*2:3巻未読な方への配慮はしておりません。